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ナビアプリを使うと、ハイキング中の GPS のバッテリー消費は増えますか?

記録を始めたあとで地図アプリを開いて登山口を探すと、いかにも GPS 受信機が二つ動き出したように感じる——ルート用に一つ、道案内用にもう一つ、それぞれが別々にバッテリーを削っていくように。ですが実際に端末の中で起きていることはそれとは違う。iPhone には位置情報の仕組みが一つあるだけで、アプリの数だけ用意されているわけではない。バックグラウンドで記録するアプリの上にナビアプリが重なったときに本当に動く数字は、GPS そのものの話ではない。

結論から

バックグラウンドで動く GPS 記録アプリと同時にナビアプリを開くと、確かにバッテリー消費は増える。ただしそれは、二つのアプリが二つの GPS 受信機を取り合っているからではない。端末には位置情報の仕組みが一つしかなく、権限を持ったアプリはどれもその同じ情報を受け取るだけだ。増える分の消費は、位置を取得すること自体からではなく、ナビアプリがその上でやっていること——画面を点けたままにする、地図を描き直し続ける、ルートを計算し直す——から来ている。

二つのアプリが同時に位置情報を求めるとき、実際に起きていること

iOS は、位置情報を求めるアプリの数だけ GPS 受信機を新しく立ち上げるわけではない。位置情報の仕組みは一つで、そこから出てくる更新を、権限を持ったアプリがそれぞれ受け取っているにすぎない。ルートを記録しているアプリと、道案内をしているナビアプリが同じ瞬間に位置を受け取っていても、それによって受信機自体が二倍働かされているわけではない。受信機の側は、いくつのアプリが自分の情報を聞いているかなど気にしていない。

消費が増える本当の原因はどこにあるか

ターンバイターンで道案内をするナビアプリは、使っている間ずっと画面を点けたままにし、動くたびに地図を描き直し、ルートから外れるたびに計算をやり直す。画面はほとんどどんな状況でも端末の中で最も大きな電力を使う部分であり、ナビアプリはまさに使っている間じゅう画面を点灯・稼働させ続けるように作られている。これは GPS のコストではなく、画面と描画のコストであり、たとえ端末に位置情報を使うアプリが一つしか入っていなくても発生するものだ。

バックグラウンドで動くルート記録アプリは、そのどれもしていない。画面を必要とせずに、控えめで一定したペースで位置情報を受け取り続けるだけであり、それは他にアプリが開かれていないときと変わらない。

ナビアプリが前面にあっても、バックグラウンドの記録がほとんど影響を受けない理由

バックグラウンドで動く GPS 記録アプリは、ナビアプリが画面を占領したからといって、遅くなったり、止まったり、余計に働いたりはしない。二つのアプリは同じ位置情報の仕組みから受け取っているのであって、取り合っているわけではないので、片方が前面でアクティブになっても、もう片方がバックグラウンドで受け取っているものの質は落ちない。ナビアプリを開いていないハイキングですでに使っていたバッテリー量を、地図アプリを開いていても、記録アプリはほぼそのまま使い続ける。

本当に消費が積み重なる、唯一のケース

例外は二つのアプリのぶつかり合いではなく、単純な足し算の話だ。登山口を見つけるまでの数分だけでなく、長いライドの全体を通してナビアプリを開いたままガイドさせ続けると、画面を多く使うそのコストが、記録アプリがすでに使っていたコストの上に、その全区間ぶん積み重なる。これは一つのコストが二倍になったのではなく、二つの本当のコストが同じバッテリーの上に重なっているということだ。登山口を見つけたら、あるいは道がわかったら、ナビアプリを閉じればその分の消費はすぐに止まる——その下で動いていた記録アプリは、そもそもその負担に関わってすらいない。

誤解しやすいところ

  • 位置情報を使うアプリが二つある= GPS 受信機が二つ動いていると思い込むこと——端末には位置情報の仕組みが一つあり、権限を持つアプリはすべてそれを共有している。
  • 記録アプリのバッテリーを節約しようとナビアプリを強制終了すること——これは記録アプリには何の効果もない。二つはそもそも作業を分け合っていたわけではなく、そのうえスイッチャーで誤って別のアプリを閉じてしまう危険もある。
  • 消費が早い原因を「GPS が二重に使われているから」と考えること——実際は画面が点きっぱなしで地図が描き直され続けていることが原因で、これは記録アプリが動いていなくてもナビアプリ単体で発生するコストと同じだ。
  • ナビアプリを閉じたあとも消費の速さがそのまま続くと思い込むこと——画面と描画のコストは、そのアプリが表示されなくなった瞬間に止まり、あとに残るのはバックグラウンドの記録が使う控えめで一定した分だけになる。

TrailCam でできること

TrailCam は、画面が消えていても、ナビアプリを含む別のアプリが前面にあっても、バックグラウンドでルートを記録し続ける。登山口を探すため、あるいはそこまでの運転をナビするために地図アプリを開いても、記録は一時停止しないし、TrailCam を先に閉じる必要もなく、GPS を取り合うこともない——その間ずっと、記録は下でいつもと同じ一定のペースで続いている。TrailCam はダウンロード無料。

よくある質問

ナビアプリと GPS 記録アプリを同時に使うと、GPS 受信機は二つ動きますか?
いいえ。端末には位置情報の仕組みが一つしかなく、権限を持つアプリはどれも同じ更新のストリームを受け取っています。位置情報を使うアプリが二つあるからといって、ハードウェアが二倍働くわけではありません。
ハイキングの記録を始める前にナビアプリを閉じたほうがいいですか?
その必要はありません。バックグラウンドの記録アプリは、ナビアプリが開いているかどうかにかかわらず、いつもと同じペースで位置情報を受け取り続けます。片方を閉じても、もう片方が待っていた何かが空くわけではありません。
ナビアプリの使用をやめれば、余分なバッテリー消費も止まりますか?
はい。画面と描画にかかるコストはナビアプリ側のものなので、それが画面上で動かなくなった時点で止まります。バックグラウンドの記録はそもそもそのコストに含まれていなかったので、いつもと同じ控えめな量を使い続けるだけです。

自分のルートを記録する

TrailCam は iPhone 用の GPS ルート記録アプリです。動画・写真・音声メモを撮ったその地点に紐づけて保存し、GPX 1.1 または CSV で書き出せます。ダウンロードは無料です。

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