サイレントモードにすると、ハイキング中の音声ペース案内も消えるのか
iPhone の側面にある着信/サイレントスイッチは、倒せば静かになる単純なダイヤルに見えます。トラッキングアプリが声で伝えるペースの案内も、それと一緒に消えるのかどうかは、ポケットの中やスピーカー、イヤホン越しに聞こえることをあてにして歩く前に、確かめておきたいところです。このスイッチはある種類の音だけを消すために作られていて、アプリの音声案内がその内側に入るか外側に残るかは、コントロールセンターから選べるものではなく、アプリ自身が決めたことで決まります。
まず結論
アプリによります。iOS 全体で決まっているわけではありません。着信/サイレントスイッチは、着信音やアラート、システムが鳴らす通知音を止めるために作られたもので、スマートフォンが出せるすべての音を消すためのものではありません。特定のアプリの音声案内がそこを通って聞こえるか、ほかの音と一緒に消えるかは、そのアプリを作った側が音声の仕組みを組み込むときに選んだ設定次第で、インストールしているすべてのアプリに共通する一つの答えはありません。
このスイッチが本来コントロールしているもの
バックグラウンド音声や読み上げ案内が一般的になる前、このスイッチの役目は狭いものでした。会議中や劇場など、突然の音が歓迎されない場所で、電話が鳴ったりチャイムが鳴ったりするのを止めることです。着信、メッセージの通知、ほとんどの通知音は、今でもこのスイッチに直接従います。アプリが何であれ、この種類の音には同じルールが一律にかかります。
一方、音楽やポッドキャスト、通話中の音声、読み上げられるカーナビの案内のように、自分の意思で始めた音声は、もともとこの一律のルールの対象として想定されていません。ポケットの中でスイッチがうっかり動いただけで曲の途中の音が消えてしまうのは奇妙な話なので、iOS はアプリ側に、自分の音がどちらの種類に属するかを選べるようにしています。
あるアプリの音声案内は消えず、別のアプリのものは消える理由
iOS が鳴らす音にはそれぞれ、アプリが選んだ種類のタグが付いていて、あとからシステムが推測しているわけではありません。短いアラート音はある種類、音楽・通話・読み上げ案内は別の種類です。着信/サイレントスイッチがその音に効くかどうかを実際に決めているのはこのタグで、歩いている最中に、スマートフォンをポケットに入れたままペースを声で伝えるアプリには、スイッチを通り抜けて鳴る種類を選ぶ理由があります。カーナビのアプリが、運転前にスマートフォンをサイレントにしていても案内をしゃべり続ける必要があるのと同じことです。
同じ理由で、どちらもペースを声で伝える 2 つのアプリが、同じ道を同じスイッチの位置で歩いていても、違う振る舞いをすることがあります。どちらかが間違っているわけではなく、スイッチに手をかけるずっと前に、それぞれのアプリの中で一度決められたことが表れているだけです。
頼る前に確かめる、唯一たしかな方法
アプリの見た目や設定メニューの文言から推測するより、本当に聞こえてほしい歩きの前に、静かな場所で一度試しておくのが確実です。スイッチをサイレント側に倒し、音声でのペースまたは距離の案内をオンにして、いつもスマートフォンを入れる場所——たとえばポケット——に入れたまま、短い練習の記録を始めます。最初の案内が聞こえるかどうかを一度確かめれば、そのアプリについての答えは決まり、山行ごとやアップデートごとに変わるようなものではありません。
TrailCam の場合
TrailCam は距離とペースを歩きながら、選んだ言語で声に出して知らせることができ、スマートフォンを取り出さなくても数字が耳に届きます。声で案内するどのアプリについても言えることですが、スイッチを倒した状態でどう振る舞うかを知る方法は、それが本当に大事な歩きの前に、一度聞いてみることです。アプリ自体のダウンロードは無料です。
よくある質問
- サイレントモードにすると、ハイキングアプリの音声によるペースや距離の案内は聞こえなくなりますか?
- iOS 全体で決まっているのではなく、そのアプリが音声をどう組み込んだかによります。本当にその案内をあてにする歩きの前に、スイッチをサイレント側に倒した状態で一度試しておくと確実です。
- これは「おやすみモード」がアプリの音を消すのと同じことですか?
- 違います。着信/サイレントスイッチと「おやすみモード」は別の仕組みです。「おやすみモード」は画面に届く通知を決めるもので、スイッチはそもそも鳴らしてよい音を決めるものです。どちらも、アプリがバックグラウンドで GPS を記録し続けられるかどうかには関係しません。
- 音声のペース案内は、同時に流れている音楽やポッドキャストの上に重なって聞こえますか?
- 多くの場合、案内が流れる数秒だけ音楽やポッドキャストの音量が下がり、終わるとまた元に戻ります。これは iOS の短い音声案内でよく使われる仕組みで、音楽の上からしゃべるカーナビの案内と同じ動き方です。
自分のルートを記録する
TrailCam は iPhone 用の GPS ルート記録アプリです。動画・写真・音声メモを撮ったその地点に紐づけて保存し、GPX 1.1 または CSV で書き出せます。ダウンロードは無料です。