ハイキングアプリがカメラとマイクへのアクセスを求めるのはなぜ?
位置情報へのアクセスをすでに許可しているハイキングアプリでも、録画ボタンや音声メモのボタンに初めて触れたとき、カメラの許可とマイクの許可をさらに二度尋ねてくることがある。同じお願いを三回に分けて聞かれているように見えるかもしれないが、iPhone ではこの三つはまったく別の許可であり、それぞれ異なる機能を守っていて、実際にその機能を使おうとした最初の瞬間にしか出てこない。
短い答え
カメラとマイクへのアクセスは、GPS でルートを記録することとは何の関係もない。これらは、歩いている途中で写真や動画クリップ、音声メモを撮ろうとしたときに保存できるようにするためだけに存在していて、ふつうのカメラアプリやボイスメモアプリが求めるのとまったく同じ許可だ。位置情報の許可はルートそのものを記録し続けるためのもので、カメラとマイクの許可はその上にあとから何かを紐づけるためのものにすぎない。iOS はこの三つを完全に別々の許可として扱い、それぞれ個別に判断していて、どれか一つが動くために別の許可が必要になることはない。
山行の中の、まったく別の二つの役目
位置情報の許可が関わるのは、地図の上に描かれる線——距離やペース、ルートの形になる、途切れない位置の連なり——のほうだ。カメラとマイクの許可が関わるのは、その線の特定の地点に紐づく小さなもの——クリップ、写真、トレイルで何か心に留めたことがあって残した声——のほうになる。カメラとマイクへのアクセスをどちらも拒否しても、位置情報の許可さえあればハイキングは最初から最後まで記録でき、ただ何も紐づいていないだけの状態になる。実際に両方を拒否したときに起きるのはまさにこれで、ルートの記録は続くが、それ以上にタップできるものが何もないというだけのことだ。
iOS が別々に、しかも実際に使おうとした瞬間にしか尋ねてこない理由
iOS は、アプリがすぐに使う予定のない許可を求めることを許さないし、同じアプリのものだからといって関係のない許可をひとつのダイアログにまとめることもしない。位置情報のダイアログが出るのは記録を始めたときで、その瞬間から位置情報が必要になるからだ。カメラのダイアログが出るのは、写真や動画クリップを撮る操作に初めて触れたときで、その瞬間が実際にカメラを必要とする最初のタイミングだからだ。マイクのダイアログが出るのも、音声メモを録る操作に初めて触れたときで、理由は同じだ。何か月ハイキングを続けても動画や音声メモのボタンに一度も触れない人には、この二つのダイアログがそもそも一度も表示されないことがある。アプリの側に、まだそれを使う用事が本当に発生していないからだ。
片方だけ許可して、もう片方は許可しない
これらの許可はお互いに依存していないので、一つを拒否しても他の許可でできることには影響しない。マイクへのアクセスを断れば音声メモは使えなくなるが、ルートの記録も写真も動画クリップもそれまでどおり動く。カメラへのアクセスを断った場合はその逆で、写真とクリップだけが使えなくなり、それ以外は変わらない。あとから考えを変えても再インストールは必要なく、それぞれの許可は設定の中のそのアプリの項目からいつでも切り替えられて、次にその機能を使おうとしたときから反映される。
つまずきやすいところ
- カメラやマイクのダイアログが、すでに許可した位置情報の許可と何か関係していると思い込む——そんなことはなく、iOS はこの三つを完全に独立させて管理していて、どれか一つが別の許可の前提条件になることはない。
- うっかりダイアログを拒否してしまい、アプリ全体が壊れたと思い込む——実際に止まるのは、その許可の裏にあるひとつの機能だけで、GPS のルート記録はどちらにしても影響を受けない。
- アプリを入れてもカメラやマイクのダイアログが一度も出てこない——対応する撮影ボタンに一度も触れていない人には、これがふつうの状態だ。ダイアログはインストール時ではなく、初めて使おうとしたときにしか出てこない。
- カメラのダイアログと同時にマイクのダイアログが出てこないのを不思議に思う——写真や動画と、音声メモとでは操作するボタンが違うので、実際に使われた最初の瞬間にそれぞれ別々に許可が求められる。
TrailCam がここでしていること
TrailCam は、山行の中で写真や動画クリップを初めて撮ろうとしたときにカメラへのアクセスを、音声メモを初めて録ろうとしたときにマイクへのアクセスを尋ねる。どちらも、撮ったその地点にきちんと紐づけて保存するためのものだ。この二つの許可は、GPS のルートそのものが記録され続けるかどうかには関係しない——それは別に尋ねられる位置情報の許可だけで決まる。TrailCam のダウンロードは無料。
よくある質問
- カメラやマイクへのアクセスを断ると、ハイキングアプリは GPS のルートを記録できなくなりますか?
- いいえ。ルートそのものを記録するかどうかは、位置情報という別の許可で決まります。カメラとマイクの許可は、写真や動画クリップ、音声メモをそのルートに紐づけて撮れるかどうかだけを左右します。
- 最初にアプリを開いたとき、マイクへのアクセスを尋ねられなかったのはなぜですか?
- iOS は、アプリがその機能を実際に使おうとした最初のタイミングでしか許可のダイアログを表示しません。音声メモのボタンに一度も触れていなければ、マイクの許可を求めるきっかけがまだ発生していないということです。
- カメラへのアクセスだけ許可して、マイクへのアクセスは許可しないままにできますか?
- できます。この二つの許可は互いに独立しているので、写真や動画クリップは普段どおり使えるまま、音声メモだけを使えない状態にしておく——あるいはその逆にする——ことができます。
自分のルートを記録する
TrailCam は iPhone 用の GPS ルート記録アプリです。動画・写真・音声メモを撮ったその地点に紐づけて保存し、GPX 1.1 または CSV で書き出せます。ダウンロードは無料です。