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GPX ファイルのアップロードが失敗するのはなぜですか?

GPX のアップロードが弾かれるのは、トレイル系ソフトの中でもとりわけ苛立たしい失敗です。エラーメッセージがほとんど具体性を持たず、しかもファイル自体はテキストエディタや別のアプリでは何の問題もなく開けてしまうことが多いからです。原因のほとんどは、いくつか決まったパターンのどれかに当てはまり、そのほとんどは中身の座標が間違っているという話ではありません。

結論

アップロードが弾かれる原因の大半は、座標そのものの誤りではなく、受け取る側が期待している形にファイルがなっていないことです。GPX のバージョンが合っていない、拡張子が書き換わっている、ファイルの中に実際のトラックが入っていない、あるいはファイルが空だったり途中で切れていたりする——この順番で確認していくと、たいていの場合は原因が見つかります。

GPX 1.0 と 1.1

GPX には XML の先頭で宣言される名前空間が異なる 2 つのバージョンがあり、片方だけを厳密に想定して作られたパーサーは、もう片方のバージョンで書かれたファイルを拒むことがあります。GPX 1.1 は現在主流のバージョンで、いまの記録アプリの多くはこちらを書き出し、こちらを前提にしています。一方、古いファイルや、あまり一般的でないツールで作られたファイルは 1.0 のままのことがあります。人が読むとほとんど同じに見えても、ヘッダーを厳密にチェックするパーサーにとってはまったく別物です。

バージョンはファイル冒頭の <gpx> タグに一度だけ書かれています。ほかのサービスでは開けるのに特定のサービスだけ拒まれるときは、まずここを見る価値があります。

拡張子が意図せず書き換わっている

GPX ファイルの実体はただのテキスト(XML)で、それがまさに問題の原因になります。メールソフトやメッセージアプリの中には、添付された .gpx ファイルを、途中で .xml や .txt に書き換えてしまうものがあります。単なるテキストにしか見えないからです。受け取る側のアップロードフォームは拡張子を見て .gpx 以外だと判断すると、中身を読む前に拒否します。拡張子だけを .gpx に戻し、中身には一切触れなければ、この場合は直ります。

中にトラックが入っていない

GPX が表せるものは 3 種類あります。実際に通った道を時刻付きで記録したトラック、これから向かう予定の点の並びであるルート(時刻はなし)、そして単独で置かれたピンであるウェイポイントです。アクティビティのアップロードを前提に作られたサービスは、基本的にトラックを想定しています。プランニング用のツールから書き出されたファイルにありがちな、ルートやウェイポイントしか入っていないファイルは、別種の取り込みとして受け付けられることもあれば、そのまま拒否されることも、あるいは意味の分からない形で取り込まれてしまうこともあり、どうなるかはサービスの厳密さ次第です。

そのほか確認しておきたい原因

  • 0バイト、または途中で切れたファイル——書き出しの途中で通信が切れたり、転送中にスマートフォンがスリープしてしまったりすると、Files には存在しているように見えて、中身がほとんど読めないファイルになることがあります。
  • 手作業での編集による XML の破損——閉じ忘れたタグや、名前に & のような文字をエスケープせずに書き込んだだけで、1 行しか触っていなくてもファイル全体が無効になります。
  • アップロードのサイズ上限——1 回の山行ではなく履歴全体をまとめて書き出したファイルは、通常の 1 日分のトラックでは届かないような上限に引っかかるほど大きくなることがあります。
  • そもそも別の形式——GPX・KML・TCX はどれも軌跡データを表しますが、構造としては別物のファイル形式です。片方を想定したサイトは、もう片方を読もうとすらせずに拒否します。

絞り込み方

ファイルをテキストエディタで開き、2 点だけ確認します。冒頭の <gpx> タグにあるバージョン番号、そして中身に <rte> や <wpt> だけでなく、トラックポイントを含む <trk> が実際にあるかどうかです。この 2 点とファイルサイズを見れば、たいていの拒否は作り直すまでもなく、原因がはっきりします。

TrailCam の場合

TrailCam が書き出すのは GPX 1.1 で、GPX を読み込む今日の地図系・アクティビティ系サービスの多くが前提にしているのはこのバージョンです。1 回の山行単位でも、これまでの記録をまとめてでも書き出せます。書き出しは任意の TrailCam Pro に含まれる機能で、アプリ自体のダウンロードは無料です。

よくある質問

GPX ファイルが一方のアプリでは開けるのに、別のアプリでは弾かれるのはなぜですか?
いちばん多い原因は GPX のバージョン違い(1.0 か 1.1 か)と、片方のアプリがトラックを前提にしているのにファイルの中身がルートやウェイポイントしかないことの 2 つです。どちらも座標の間違いではなく、ファイルが構造として何を含んでいるかの違いです。
.txt や .xml になってしまったファイルを .gpx に戻せばアップロードできますか?
それが本当の原因であれば直ります。メールやメッセージアプリの中には .gpx の拡張子を送信中に書き換えてしまうものがあり、中身に触れずに拡張子だけ戻せば、もともと有効だったファイルに戻ります。
GPX ファイルが大きいとアップロードが弾かれやすくなりますか?
サービスによってはアップロードサイズに上限があるため、1 回分の山行ではなく履歴全体をまとめたファイルは、通常の 1 日分のトラックでは届かない上限に引っかかることがあります。これはファイル側の欠陥ではなく、サービス側の制限です。

自分のルートを記録する

TrailCam は iPhone 用の GPS ルート記録アプリです。動画・写真・音声メモを撮ったその地点に紐づけて保存し、GPX 1.1 または CSV で書き出せます。ダウンロードは無料です。

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