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スクリーンタイムの使用時間制限は iPhone の GPS 記録に影響する?

記録アプリに1日の使用時間制限を設定していて、午後の途中でロック画面に締め出される——これはまさに記録が途切れそうな瞬間に見える。アプリ自身が「もう時間切れです」とはっきり告げてくるのだから無理もない。だが、すでに動いているトラックが止まることはなく、その理由はスクリーンタイムの使用時間制限がそもそも iOS のどの層の上に作られていて、GPS の記録がどの層に頼っているかにある。

まず結論

いいえ。使用時間の制限は、1日の上限を使い切ったあとに次にそのアプリを開こうとした瞬間、あるいは前面に呼び出そうとした瞬間にロック画面を表示する——それだけの仕組みだ。アプリがすでに許可されてバックグラウンドで動かしている処理には何も影響せず、位置情報を継続して受け取り続けることはまさにその種の処理にあたる。制限に達する前に始まった記録は、ロック画面が出たあとも同じ頻度で記録を続ける。ロック画面が、位置情報の更新を配る iOS の仕組みそのものに手を伸ばすことはない。

使用時間の制限が本来やっていること

スクリーンタイムの使用時間の制限は単純な考え方でできている。アプリやカテゴリーを選び、1日の使用時間の予算を決め、それを使い切ったら次にそのアプリを開こうとしたときにアプリ本体の代わりにロック画面を表示し、そこで延長を求めるか翌日まで待つかを選ばせる。この仕組みが働いているのは「アプリを前面に呼び出す」という段階であり、次に何を見せるかを決めるアプリスイッチャーの手前にあるゲートにすぎない。

バックグラウンドでの位置情報の取得は、それとは別に、アプリが最初に位置情報を求めたときに一度だけ許可されるもので、画面をオフにしたままナビアプリが道案内を続けられるのと同じ、まったく別の iOS の仕組みが管理している。使用時間の制限はその仕組みに接点を持たない。アプリを見つめる時間を減らすことと、バックグラウンドでの位置情報の受け取りを止めることは、そもそも別の問題であり、別の仕組みで解決されている。

なぜこの二つが関係あるように感じるのか

使用時間の制限も、休止時間も、コンテンツとプライバシーの制限も、同じスクリーンタイムの設定画面の中にまとまっているため、ひとつの仕組みがひとつの効果を持っていて、どれかをオンにすればアプリ全体がまとめて抑えられる、と思い込みやすい。実際にはひとつの設定画面を共有する三つの別々の道具に近く、そのうち位置情報にまで手が届くのは一つだけだ。

もうひとつの不安の元は、ロック画面が作り出す「静けさ」だ。山行の途中で制限に達すると、アプリを開いて距離が伸びていく数字を見て安心する手段がなくなる。その数字が見えない状態を、記録そのものが止まったと読み違えやすいが、実際に止まったのはそこを覗く窓のほうだけだ。

注意点:コンテンツとプライバシーの制限は別の道具

スクリーンタイムの中にひとつだけ、本当に位置情報に手を伸ばす設定があり、使用時間の制限と見た目が似ているからこそ、区別しておく価値がある。同じくスクリーンタイムの中にある「コンテンツとプライバシーの制限」は、位置情報サービスそのものをオフに固定したり、個々のアプリの位置情報の権限を、パスコードなしでは変更できない設定に固定したりできる。これは時間の予算ではなく権限そのものへの制御であり、スクリーンタイムの中で実際に記録を止められる唯一の場所だ。ただし1日の使用時間の制限を使い切っただけでは、この設定は勝手にオンにならない。両者は別々に設定する必要がある。

実際に記録を止めてしまうもの

  • コンテンツとプライバシーの制限を通じて位置情報サービスをオフにする、あるいはアプリの位置情報の権限を「常に許可」より弱い設定に固定する——これがスクリーンタイムの中で唯一、記録に関わる設定だ。
  • 記録アプリを強制終了する、あるいはアプリスイッチャーからスワイプして消す。これはバックグラウンドの処理を直接終わらせる。
  • 通常の設定画面でアプリの位置情報の権限を取り消す、あるいは山行の途中で「常に許可」から「Appの使用中のみ許可」に切り替える。
  • 端末の充電が切れて電源が落ちる。
  • 端末の再起動。自分で行った場合でも、一日の途中で入る iOS のアップデートによるものでも同じ。

使用時間の制限がゼロになることは、このリストには入っていない。あえて短いリストにしてあるのは、これらが記録を本当に止める具体的な原因であって、「端末を抑えてくれそうな設定」という印象だけで疑うものではないからだ。

TrailCam の場合

TrailCam は位置情報の許可を得たあと、バックグラウンドでルートを記録し続け、アプリの上に使用時間の制限のロック画面が重なっても、その裏側の記録には何も変わらない。トラックはそのまま書き込まれ続け、ロック画面が解除されるか延長を選んだときに、そこに待っている。もし電池切れなどで記録が本当に途中で止まってしまった場合は、次にアプリを開いたときに未完了のルートをそのまま引き継げる。アプリ自体のダウンロードは無料。

よくある質問

使用時間の制限は iPhone の GPS 記録を一時停止させますか?
いいえ。使用時間の制限は、1日の予算を使い切ったあとにアプリを開いたり前面に呼び出したりすることだけを止めます。すでに許可されているバックグラウンドの位置情報の権限には影響せず、画面がオフでも別のアプリが前面にあっても記録アプリはそのまま追跡を続けられます。
休止時間も同じ仕組みですか?
この点については同じと考えて差し支えありません。休止時間は許可リストの外のアプリを、使用時間の制限と同じスケジュールの考え方で開けなくするものですが、バックグラウンドの位置情報には触れません。どちらも「何を開けるか」の段階にあり、許可されたアプリが裏側で何をしているかには踏み込みません。
スクリーンタイムのどの設定が本当に GPS 記録に影響しますか?
コンテンツとプライバシーの制限です。使用時間の制限とは別の設定で、位置情報サービスそのものをオフにしたり、アプリの位置情報の権限を固定の設定にロックしたりできます。これは権限そのものへの制御であり、1日の使用時間の制限を使い切っただけでは自動的にオンになりません。

自分のルートを記録する

TrailCam は iPhone 用の GPS ルート記録アプリです。動画・写真・音声メモを撮ったその地点に紐づけて保存し、GPX 1.1 または CSV で書き出せます。ダウンロードは無料です。

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