TrailCam

ガイド

圏外でも山行を見返すことはできる?

圏外での記録はもう答えが出ている話です。GPS は電波の有無に関係なく動くので、そこは心配いりません。では記録し終えたルートを、まだ電波の入らない登山口でその場で開く場合や、山行中ずっと圏外だった端末で見返す場合はどうなるのか——これは別の話で、答えは半分ずつに分かれます。見返すために必要なものの一部は、撮ったその瞬間にすでに端末へ書き込まれています。残りの一部は、いつ見に行こうと通信がなければそもそも出てきません。

まず結論

ルートそのものは圏外でも問題なく見返せます。線、距離・ペース・獲得標高の数字、途中の地点に紐づけた写真・動画・音声メモは、記録が終わった時点ですでに端末の中に入っています。撮ったその場所に書き込まれたものだからです。うまくいかないのは線の下にある地図のほうです。たいていのアプリはスクロールやズームのたびにタイルを読み込むウェブ地図の上にルートを表示しているので、通信がないと、最近見ていない場所のタイルはそもそも届きません。

すでに端末にあるものと、まだないもの

記録されたルートは、歩いている最中にリアルタイムで端末に書き込まれます。地点、時刻、高度の値のひとつひとつがその場でローカルに保存されるからこそ、途中で端末が再起動したり電池が切れたりしても、それまでの記録は残ります。ルートに紐づけた写真や短い動画、音声メモも、撮ったその瞬間に同じところへ保存されます。あとから開くときに通信があるかどうかは関係ありません。どれもどこかから取ってくるものではなく、記録したその端末から読み返しているだけだからです。

一方、線の下に敷かれている地図のタイルは、性質がまったく違います。ウェブ地図はルートのように事前に端末へ保存されているわけではなく、パンやズームのたびに小さな画像を1枚ずつ必要に応じて取りに行っています。圏外の端末には、最近見て手元にキャッシュが残っている場所を除けば、取りに行く先そのものがありません。

地図だけが例外である理由

ここは GPS そのものの話と分けて考える価値があります。GPS は受信専用の仕組みで、モバイル通信とは無関係です。圏外でルートを記録するのは、家の中で記録するのとまったく同じように動きます。記録したあとにそれをライブの地図の上に表示する部分は、それとは別の話で、通信が要る理由もまったく別です——地図の画像はどこかのサーバーが配信していて、圏外の端末にはそれを取りに行く手段がないというだけのことです。あらかじめ地図をダウンロードしておく作りではなく、常時タイルを読み込む作りのアプリなら、どれでも同じ制約に当たります。ルート自体は正しく記録できていても、その下に描くものが何もない地図の上に乗ることになります。

実際にはこう見える

圏外の登山口でハイキングを終え、その場でルートを見返すと、線も数字も、途中で撮った写真や動画も正しく表示されます。これらはもともと通信を待つ必要がありませんでした。下の地図は、そのあたりのキャッシュがどれだけ残っていたかによって、白紙だったり、粗かったり、電波が切れる直前の表示のまま止まっていたりします。あとで車に戻ったとき、家に着いたとき、Wi-Fi につながったときに同じルートをもう一度開けば、ルート自体は何も変わっていないまま地図だけがきちんと表示されるようになります。

  • 地図が白紙だと記録に失敗したのだと思ってしまう——実際は、その場所の地図タイルがまだダウンロードされていないだけで、ルートやそこに紐づけた写真・動画が欠けているわけではありません。
  • 通信のある場所に戻ったらルートの見え方が変わると思ってしまう——線、距離、ペース、獲得標高は電波の有無に左右されません。変わるのは下に敷かれる地図の画像だけです。
  • 「見返すのに通信は要らない」を「すべてが通信なしで動く」と取り違えてしまう——クラウドへのバックアップや新しい端末への同期には通信が必要です。すでに端末にあるルートを見るだけなら要りません。

TrailCam の場合

TrailCam はデータ通信なしでルートを背面で記録し、撮ったその地点に写真・動画・音声メモを紐づけて保存します。どれも端末から一歩も出ていないので、届けるための通信は要りません。保存したルートを開いて見返すときも、登山口に立っていても家に座っていても同じように再生され、クラウドへのバックアップはオンラインに戻ったときに静かに行われます。ダウンロードは無料です。

よくある質問

記録し終えたばかりの山行を見るのに通信は必要ですか?
いいえ。ルート、数字、そこに紐づけたものは記録が終わった時点ですでに端末に保存されています。通信が必要になるのは、線の下に敷く地図の画像や、クラウドへのバックアップといった部分だけです。
圏外で古いルートを開くと地図が白紙になるのはなぜですか?
ルート自体は正しく記録されていて、何も欠けていません。欠けているのは下の地図タイルのほうで、これはライブ地図から必要に応じて取ってくるものであり、その地域の分は端末に保存されていなかったということです。
山行を GPX に書き出すのに通信は必要ですか?
いいえ。書き出しは端末にすでにあるデータを読み取って新しいファイルを作るだけの処理なので、そのとき地図のプレビューでタイルが読み込めるかどうかにかかわらず、インターネットは必要ありません。

自分のルートを記録する

TrailCam は iPhone 用の GPS ルート記録アプリです。動画・写真・音声メモを撮ったその地点に紐づけて保存し、GPX 1.1 または CSV で書き出せます。ダウンロードは無料です。

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